【人】 新人クルー ゲイザー>>48 紳士なご主人 「…つまり…つまり…? 私のせいでお客様の品位や評価を落とし兼ねなかったというコトでしょうか…? ひぇ…いくら劣悪な労働環境でもそれだけはあってはならない事です。大変ご迷惑おかけしました…。」 眉を下げてしょんぼりとした様子で項垂れた。 数秒、ピカピカに磨かれた床と貴方の靴を見つめてから、 貴方の様子を伺うように顔をあげる。 「ダビー様ですね。よろしくお願い致します! 良い船旅になる様、精一杯サポートさせて頂きますので、なんでもお申し付けください! …む。むむ。…そーゆーワケには。良くしてもらった上にこんな綺麗なハンカチもらっちゃったら他の従業員の方から憎まれそうなので!!…それに、私じゃ何もお返し出来ませんし…。」 「…えっと、ですね。ダビー様がどう思ってるかわからないので…そういうつもりじゃ無いかもしれませんケド…。…私はうれしかったので。 私、親切には親切で返したいです!つまり!お礼がしたいです!ですが私はしがないウェイター。しかもペーペー…。出来ることが限られ過ぎています…。 ですので!私が出来そうな事は何でもしますので!此処(レストラン)での事じゃなくても、いいので。 呼んで下されば、飛んでいきますのでー! あっ、でも今はダビー様の言うとおり休憩に専念します。…今厨房に戻ったら怒られる予感がするので…。」 (67) 2021/07/02(Fri) 1:53:21 |