【人】 第11皇子 ハールーン[執事試験のために身に着けた技術としての『料理』が、誰かに喜んで貰える──他人を笑顔にすることができる。 それが自分にも出来たという事実は、逃げ回るだけで、何もなかった自分にとって……とても大事にしたい事なのだった。] (……笑ってくれて、一番うれしかったのが……ダレンだったから) [思い返せば、少し恥ずかしくなる記憶たち。ちょっとはにかんだ笑みになったかな? 向き直って、予定通りお誘いをする。 通常、今から向かうと到着には日が傾き始める時間になるけど『魔法具』があれば市場までは一瞬だ。ラクダだと3時間半、乗り物で1時間ってところかな。] ねぇねぇダレン、買い出しに行かない? 市場に行こうよ! [今日の夕食に食べたいものがあれば、リクエスト受付中だよ!と付け加えて。]** (68) 2021/04/15(Thu) 14:37:46 |