【人】 翠眼 ユンチェ僕… お嫁さんになるのがシオンさんだとは全然思ってなくて でもなってくれたらいいなって思ってて、でも違ってたらそれ思ってるの凄く悪いし… だから、僕の前の席にシオンさんが座ってくれたの凄く嬉しくて――… 僕…僕…―― [感情を爆発させるのがスムーズに行かなかったのか、そこで言葉が詰まって。 いったん言葉を切って、酒を注ぎ直して――飲むペースとか知らないままくぴぴと仰いだり。] …――シオンさんは、どうなんですか? [会って早々に手間を掛けさせたり――自分が夫としては頼りないのは分かっている。 だから満足な回答は得られないかもしれないけれど……それでも、たとえ強制されたものだとしても、微かでも、自分を選んでくれたのなら――と、すぐ隣のひとを見上げた。*] (69) 2021/12/05(Sun) 19:26:55 |