人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>66 黒眼鏡

ちぐはぐな店内。
そこに店主の姿がすぐになくとも居心地の悪さを感じない程度に女は豪胆だった。
寝惚けたような視線を漂わせ待つこと暫らく。
姿を見せた長身を見上げて、サングラス奥の笑顔に頷いた。

「どうもお。どっちもお願いしまあす。
 あ。砂糖は2つで〜。」

席に腰掛け、カウンターに両肘で体重を預ける。
ぷらぷらと脚を揺らして、漂い始めるコーヒーの香りに目を閉じた。
こればかりは、喫茶店の醍醐味だ。

「いい香りですねえ」

以前来た時も、同じことを言ったかもしれない。
もう何ヶ月も前のことだし、お互いそんなこと覚えちゃいないだろうが。

#Mazzetto
(70) oO832mk 2023/09/09(Sat) 9:16:57