![]() | 【人】 経理課 望月 ロビン>>+56 忌部 「だから、信が決めることじゃないだろう? 一応社長のお願いなんだし。 それに別に僕は今までキミに汚れ役だとか汚れ仕事だとか、押し付けてきた覚えもない。 それとも今まで仕事なり何かなりで、キミに不利益を押し付けたと、思うことがあった?」 毅然として応えはするものの、内容はほんの少し不安が混じる。 もともと相手が卑屈になりがちなのは理解しているものの、もしその一端が己にあるなら。 口頭だけで突っぱねるのもそれはそれで避けたい。腕を組んで考える。全裸で。 どうしたらいいものやら、納得してもらえる方法は。場をしらけさせないものとなれば。 「だから、それだとこれまでの余興を丸無視することになるだろ。 ……どうしてもっていうなら、そうだな、わかった。 僕とキミとで、勝負して決着をつけるか」 (71) 2022/10/01(Sat) 1:16:03 |