【人】 鳴海 海音[ 桜の木の下、第二ボタンは俺がもらって。 その後に……告げた想い。 両手に溜まった想いを彼に浴びせるように。 宵稚にキスをしようと動いた。 彼にとっては突然だったと思う。 ] 俺の好きはloveだから 友達じゃ、俺は足りないんだ [ そう囁いて近付けた唇は 触れることが叶ったか阻止されたか。 ] おれ…… おれ、は…… [ その時に見えた宵稚の表情が 俺には困惑しているように見えて。 急に冷静になった。 頭の血の気が引いた、 怖くなった。 俺はなんてことをしてしまったのかと。 一歩、また一歩と距離をとって 何も言わずに走り去った。 ] (71) 2022/08/15(Mon) 20:28:22 |