人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 口に金貨を ルチアーノ

>>63 リヴィオ

「良くはないさ、だが遅れるぐらいがちょうどいいだろうよ」

そうして訪れたスープ屋にて。
隣で賺したような顔をする男を凝視しながら、わずかに眉をしかめてしまった。

このリヴィオという男は己がわざわざ飾って振舞う姿と相違ない台詞を素で話している。
参考にせざるを得ない自然な態度と手腕に浮かべた笑みも引きつってくるというものだ。

それと少し昔の知り合いも想起させた。すぐに脳裏から消した。

「リボッリータか、カボチャスープだなあ。
……味がする


おススメに選んだのは安い店特有にある食えない薄さがないメニューだ。
正直な話、味は贅沢なレストランとは比べ物にならないほど粗末であるからだ。
それを美味いと褒めてその場で食べていくか、持ち帰って味わらず飲み込むのが常である。

#路地裏
(72) toumi_ 2023/09/17(Sun) 6:33:05