【人】 学生 五反田 健吾─ 雨の日、旧音楽室の前で ─ [ 視線が合った>>68。振り向くとは思わず、瞬きをして小さな驚きを表した。そして立ち去ると思った彼が話しかけてきて、今度は数瞬黙り込んで驚きを表した。我ながら感情表現が下手くそである。] いや、なにも用はない。 俺は図書室に向かうところだ。 [ 彼の心の内も露知らず。問われたのなら素直に答えよう。言葉にしてから、敬語は必要だったか等考えたりしたが。 話しかけられても、やはり自分は口下手だし、彼に多くの興味は湧いていない。けれど、態々声をかけてきたことには、興味が湧いた。であるからして。] ……なぜ声をかけてきたか、聞いてもいいか? [ 素直に問いかける男。齢たった一つ下。 デリカシーには少々欠けているかもしれない。*] (73) 2020/11/21(Sat) 20:07:04 |