人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 黒眼鏡

>>70 ダニエラ

「はいよ、砂糖が2つ〜」

長い手足を、狭いカウンターの中で窮屈そうに動かしながらサイフォンに火をかける。
ゆったりとしているように見える動きだったが、かちゃかちゃと見えづらい作業が手際よく行われ、香りが漂い出してからは早かった。

「はい、コーヒー。
 がんばってブレンドしたからさあ、そう言ってくれると嬉しいね」

笑いながら、カウンターにカップが置かれる。
ふわり、と漂う湯気と香りの中、サングラス越しの視線女の顔で止まった。

「…見覚えある? かもしれんなあ。
 ナンパじゃないぞ。
 どちらにせよ、綺麗なお嬢さんにはサービスね」

コーヒーカップに添えるように、クラッカーの箱が置かれる。
紙箱に何袋か入っているタイプのものだが…一袋は開封済みだ。
さっきまで食べていたやつだろう。

#Mazzetto
(74) 2023/09/09(Sat) 10:01:00