【人】 二年生 稲出 柊一― 回想:篠田屋 ―[お客様に変じゃないかと言われて、 当然"変です"なんて答えが返ってくるわけがなく。 「男前」なんて慣れない賛辞>>60に、 少し照れながらもリップサービスだ!と言い聞かせる。 オレの意図を察してか、細かく着付けの仕方も教えてくれた。 着付け待ちのお客さんは他にもいたのに、 流石に丁寧だなって、改めていいお店だなって思ったんだ。 看板娘さんは、オレの辞書には決して載ってそうにない、 大人びた、品の良い言葉遣いで褒めてくれた。] お薦めしてくれた浴衣が良かったからだよ。>>0:103 本当に、有難う。そっちも似合ってる。 流石服屋さんの看板娘だな。 [オレはお客様なので、リップサービスする必要などない。 だから、これは本音。忙しそうだし今日は1日 お手伝いなのかと思ったら、お祭りには来るみたいだ。 ここで見る浴衣姿より、お祭りで見る浴衣姿は、 もっと綺麗なんだろうな。] (74) 2021/07/23(Fri) 15:35:58 |