[ふっと少しため息をつく。答える前に、どろっと溶けて影そのものといった感じの姿になる深瀬さんを見て、思い出すのはあの頃、まだ淫魔としてあまりにも未熟だった頃の私。
導かれるままベッドに腰かける。]

　それは構いませんよ。深瀬さんの相手を生徒の子にさせるわけにはいきませんし。
　なので構いません、が……
　私もあの頃とは違いますからね。

[ふっと笑い、挑発するように目線を向ける]

　貪られるだけかどうか……　教えて差し上げます。
　私の成長、見てくださいね？　センセイ。

[あえて前のようにそう挑発する。
そうすれば、あの時みたいに本気で向かってきてくれるだろう。
楽しみだ。そういうものが、今の私の生活の中にもあったっていい。
ベッドの上で繰り広げられるのは、生徒達の知らない大人の時間というやつだ**]