人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>72 ニーノ

喉を鳴らして笑う。どうやらからかうと面白そうなタイプだ。
そう認識した事など、あなたも仔猫も知る由なし。

「男は狼というだろう?キミもベッドの上では存外
 噛みつく男というものかもしれんぞ、くくく……」

白衣の袖で口元をわざとらしく隠し、空いた片手で裾をぱたぱた。
タイトスカートとニーソックスに挟まれた白い肉が良く見えた。
そして名前を聞いた瞬間、ぱちんと指を弾いて――

「ああそれはそれはニーノくんここ育ちなら心配は要らないなそれに生憎俺に手を出す奴はそういないんだこの辺じゃ『先生』で通ってるもんでね目立つ見た目に評判もあれば余程じゃなきゃ手出ししたらあっという間におまわりさんのお世話になるって事想像がつくだろう?」

突然猛烈な早口でまくし立てる。

「ま忠言は素直に受け取っておこう思い出せた事だしなどこで見たかそれじゃ遠慮なく通らせて貰うとしようじゃあないか何せのんびり話してたら近道の意味がなくなってしまうからね!」

目の前を大股で歩きながら笑顔を仔猫とあなたに向けて、
路地裏を抜けていく……前に。

「ああ、名乗り忘れていた。カンターミネだ。
 子供達に評判でもきいてみてくれよ、おまわりさん?」

ウィンクと投げキッスを残して、手を振ると去っていった。
#路地裏
(77) shell_memoria 2023/09/12(Tue) 22:39:29