人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 仕立て屋 エリー

>>70 プリシラ
「構わないよ。これくらいならすぐできるし。
 そういうスキル持ってるからね」

生地と糸を鞄から取り出して、目の前で縫製を始める。
その手はミシンのように素早く、精確に動き……みるみるうちに黒く透ける布切れは、蔦、葉柄のストールへと変わっていった。

「こんな感じで。
 今回は試作品だし、欲しいならプレゼントするよ。
 代わりに、身につけて街を歩いてほしいけどね。可愛らしい広告塔として。

 こういった服がほしくなったら、是非僕のお店『Moordag』に来てほしい。
 プリシラは美人だから安くしておくよ」

と、ウィンクをしてみせた。
(77) akoris 2024/01/28(Sun) 14:36:25