【人】 灯守り 夏至 … 流雲 檻。 [すっ…と菖に触れれば、すぐさま周辺の空気は流れを変え、立方体を作り出す。空気でできた立方体は菖を閉じ込め、ゆっくりと空へと浮かぶ。] 『っちょ、良いんですかそんなことして!!!他の領主様もいる中で蛍である私にこんなことして!! [空気が立方体として形を成している、というわけではない。空気が永続的に流れを変え、立方体っぽく動いているだけ。全方向から海の波が押し寄せている、といえばイメージしやすいだろうか。 そしてその中の蛍が何か喚いている。何を言う、立夏さんのリクエストに応えた上に、キミにお灸を据えられる一石二鳥の策だというのに。] 何を言う、立夏さんがさっき言ってたでしょ? ボクの能力が見たいって。 [少なくとも彼女の能力ではこの空気の檻を破ることなどできない。観念して座り込んだ様子を見て、立夏さんに向き直って] そういえば立夏さんの領域に招待して頂ける…ってお話でしたね。是非行ってみたいな。まあ流石に人の領域で何か思いついたとしても、行動に移したりはしないけどさ…… [流石に他の領域で問題を起こした、なんて知れたら何が起こるか分かったものじゃない。民達からの信頼を失えば、灯守りを解任請求されるかもしれないし…と、変なところで冷静なこの領主。*] (78) 2022/01/26(Wed) 20:08:30 |