人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 那岐

―― 賄い ――

[鯛の皮は食感がいい。
 皮に薄く張り付いた身。

 果物や野菜も皮と身の間が栄養があるとはよく言うが、
 魚もそうなのだろうか。

 氷水でしっかりと引き締められた食べやすいサイズ。
 山葵をポン酢をしっかりと付けて口に運ぶ。]


  旨い。


[口内で解れていく柔らかな身。
 魚は肉以上に手間がかかる気がするだけに、
 作ってくれた速崎には頭が上がらない。

 ふと手元の小鉢に眼を向ければ、
 色とりどりのハートが並んでいた。>>1:540

 眼にも楽しませてくれる気遣いに。静かに口元を緩めた。]
(79) 2023/03/05(Sun) 12:27:55