| あ、……夕凪さん? [ けれどそのあと、続いた声は >>72 聞いたことがあるのもの。 そう、ついさっき、聞いたもの。 そっとスタンレーの背中から顔を出して 薄暗い教室、目を凝らして相手を見た。 そこにいるのは、先程見た姿。 じんわりと涙が込み上げて、 背中から出れば彼女へと駆け寄る。 ] あ、夕凪さん、私、 リクです。 よかった、一緒にいたから どこかに居ると思ってて。 [ 手を取れるのなら取りたいと 腕を伸ばした。 すっかり忘れてしまっていたとしても 見た事のある人がいたことに安堵するのだ。 ] (79) 2021/02/02(Tue) 22:07:31 |