【人】 3839 南波 靖史>>54 素崎 「ふふん。もって褒めてくれていいぞー」 褒められるのは満更でもない。 昔からずっとそうだ。それに、昔は沢山褒めてもらったのに、ここに来てからはめっきりどころか、忌まれる事すら多かった。だから『すごいね』の一言だけで誇らしげになるのだ。 「みんな両親の話よくするよね。そんな大事なものなんだ」 興味がない、と言うよりは触れたことも無いものに対する想像の及ばなさが真っ先に口を付いた。 「大きくなったら。ショタコン?しかも普通嫌い?真斗くん、話聞くし話せるし、俺よりは『普通』に見えるけど何が聞い食わなかったんだろうね。でも、それでも叶えちゃうくらい親って大事なものなんだ。不思議な存在って聞くたびに思うね」 (80) 2021/09/19(Sun) 2:59:12 |