【人】 櫛田三四子[そんなわけで部屋に戻ってきた。 空気はここに着いた時みたいにぎこちなくって うわー嫌だなーって思ったけれど、 促されて渋々座布団の上に座る。 自分の態度に言いたいことが あるんだろうなとは察してたから、 彼の話を最初は黙って聞いていたけど。 言い方に思わず眉を吊り上げた] ……な………っ なにそれ、別に楽しんでないわけじゃ……… [そりゃ思う所がないわけじゃないけど、 笑って過ごそうと思って何が悪いのさ。 言いかけた台詞は謝罪で遮られた。 触れる掌に毒気を抜かれてしまって、 若干むくれた顔のまま続きを聞く。] (81) 2021/06/28(Mon) 23:42:44 |