【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>72主と共に本宅手前へ転送され、次いでアンタルに招かれて本宅の敷地内へと入る。 白く輝く天井の高い建物は、まさしく宮殿であって、ダレンは初めて主との生まれの違いを実感した。 気安く話せる相手であっても、やはり身分は違うのだ。 「泊まっていったらどうだ?」>>73 アンタルの問いにどう答えるのかと主を見守れば、帰ると言うのを聞いて、ダレンは密かに安堵していた。表情に出さないよう努めながら。 『家族』と言われ思うところがありそうな主を見ながら、ダレンは手に持ったお菓子の包みを主に見せた] ハールーン殿。お渡しするか? [勝手に渡してしまう気にはなれなくて、説明をするなら主からと思いながら、主の言葉を待った]** (82) 2021/04/22(Thu) 8:33:13 |