―冒険ギルド―
[彼に話しかけられる前
>>68に、咳払い一つ。
イルとの会話で、背中がくすぐったくなるような、なんとも言い難い気恥ずかしさに、つい緩んでしまった己を律する為に。
相談だと、彼は言う。
大方、依頼書の見極め方がまだわからないのだろう。
自分もそうだったから。
自分の知る限り、依頼が高額な理由は絞られる。
難易度の高い、危険なもの。
対象の生け捕りや、採取に技能が必要な特別な知識を必要とするもの。
そして、新ダンジョンなどの、未開拓ルートの探索。
このどれかに当てはまるなら、自分が答えることもできるだろう。]