【人】 機関設計士 スタンレー−回想:道中にてハニエルと− >>48 ハニエル [ハニエルはスタンレーに、星読の仕事を、分かりやすく説明してくれた。] 「へぇ、凄いんだな。[スタンレーは感心する。] 今は、見習いということだったが、ハニエルは賢そうな顔をしている。きっと、今に立派な星読博士になるさ。] >>49 ハニエル [「へぇ、ていう事はまだ、という事なのかな。その人と祭りを楽しむ約束などは?」と、問われ、スタンレーは曖昧に微笑む。] 「実は、昼間付き合って貰ったんだ。まあ、あいつも他に過ごしたい奴がいるかもしれないし。」 [スタンレーは、少し寂しそうに微笑んだ。 マチは華の二十歳、引く手も数多だろう。スタンレーは、二八歳。 年齢なんて関係ないとは言え、マチの将来を邪魔したくはない。 マチが望めば喜んで手を取るが、マチが望まなければ、気持ちを押し付けるつもりはない。いままで通り、気の良い兄でいる。そんな未来も悪くない。と、スタンレーは達観していた。] >>50 ハニエル [そろそろ、彼の宿舎らしい。] 「頑張れよ、青年!」 [ぽんぽんと頭を叩く。ハニエルは、一所懸命自分の世界を広げようとしている。そんな、いじらしい彼の姿を見ると、応援したくなったのだ。] 「俺は、駅に寄ってから帰ろうと思う。話せて楽しかった。またな。」* (83) 2020/05/16(Sat) 18:31:23 |