人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 法の下に イレネオ

>>83 ダヴィード

きっと、気に入っているのはそういうところ。
初めて会った時は戸惑うどころか苦々しさを満面にしていた男のかんばせは、今は貴方の聡明さに満足そうにしていた。年上の者が年下に向けるそれだ。

「なるほど。一番良くて、困る日だ。」
「実のところ、俺もそうだよ。」

こちらは正しく休日であるけれど、予定のない時間というものはどうにも苦手。休日ではない日を休日らしくのんびりと過ごす貴方の方が、その点では上手かもしれない。
時間を浪費するのが苦手な男が、日のあるうちに貴方に出逢えたのは幸運なことかもしれなかった。

「はは。」
「可愛いことを言う。強請っても何も出ない、」

に、と閉じた口の端をあげて。

「……というわけでもない。」
「まだだよ。君がいいなら一緒に。目星をつけている店はあるのか」


#街中
(84) rik_kr 2023/09/09(Sat) 14:38:59