【人】 古草擬き レヴァティ>>83 ヴェルク 「うそだ……」 流れる血を見るだけでも、傷の酷さがわかるのに。 これがどれだけ痛いのか自分じゃわからない。こうなったことないから。 キエが最後何を思っていたのかもわからない。 「我慢すんなよ……これ、こんなの、痛ェんだから! 運ぶくらいできるし、運ぶくらいしかできねぇし、…… ごめん 」そうに決まってる、と決めつけて、俯く。手はヴェルクをつかまえたまま。 どこか行っちゃわないように。 (84) 2022/06/24(Fri) 1:39:15 |