![]() | 【人】 飛鳥 悠凛[楽屋に引き上げる前に、 もう一度七川先生にお礼を言いに行った。 今回も抜擢してくれた事への感謝と、 一緒に演らせてもらえて光栄でした、と 心からの賛辞を。] 今回は、息子さんにも本当にお世話になりました。 惺さん、相手役として頼もしかったです。 [ ──いやそうか? 先生と握手を交わしながら、自問自答する。 俺は基本、社交辞令で嘘は吐かないように 心がけてるんだけど、今のは流石に嘘じゃなかったか? どっちかっていうと、専ら心乱されてた気も…… 演っててスリリングで愉しかったのは確かだけど。 去り際に七川先生に、 『これからも末永くよろしく頼むよ』って言われたの、 演出家と役者としてだよな? 息子を、なんてことないよな? 演技中は“俺は”ほぼ完璧に隠し通したと思うけど、 休憩時間は……いやいやいやいや。 深く考えないでおこう。 一旦もう終わったことだし。 その時俺は、番宣でまだ七川惺と絡みがあることが、 頭からすっぽ抜けていた*] (85) eyes 2025/08/21(Thu) 12:21:41 |