【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼に褒められる度に、気恥ずかしくも肯定感がついていく。 最初はただのお世辞だとか、ご機嫌取りだとか思っていた。 でも、口にする彼が、あまり感情を表に出さない彼が。 少し表情を和らげて言うものだから。 その変化に気づいた頃には、思わず真っ赤になって俯いた。 ストレートな物言いをする人で、何かと冗談を口にする訳じゃない。 だから、本心からだと分かってしまう。 それから『恋』に変わるのはあっという間で。 バディとして過ごす彼には悟られないように想いをひた隠しにした時期もあった。 隠す必要がなくなったのは……。] (86) 2022/05/18(Wed) 13:11:44 |