| [仕組んだ手は簡単で、 単純に肺の空気を燃やしてやったのだった。 乾燥地帯、且つ優れた魔法具が 露店でも売り出される様な国( >>0:124)では 自身が扱える炎の魔法とは酷く相性が悪かった。 牽制や装備の甘い野盗、また異国の兵士等 効果のある相手に対しては惜しみなく使うが >>1:80 こと国土内となると途端に無能にも 等しくなる事もあった。 ので 一つ思考を凝らし 無防備の体内へ仕掛ける術を磨いたのだった。 表面を覆う防具のを縫う様に入らせ、 体内に見えずも着々と酸素を奪う 炎を発生させるその術を。] (86) 2021/04/22(Thu) 10:47:53 |