【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−If: 違う歯車が噛み合ったとき− [星の宴から半年。 城の中も随分と賑やかになった。 勿論、騎士団への入団希望が増えたことも一因。 でも、最大の理由は違うところにある] さて、話を始めよう。 今回は…… [会議の指揮を執りながら、参加者を確認しよう。 政務官、騎士団各隊隊長、副団長、団長、 まだまだいるが、 最後に重要機関、 星読み その末席にいる若い少年。 少年というには大人すぎるか。 一瞬目が合えば、ふっと笑みを見せるだろう。 “アルジャン、次回から学生を連れてきていいかな?” と少し前にいった星読学舎で教鞭を取る友人。 会議を邪魔をしなければ、と条件を言えば彼は笑う。 その学生は、熱心が故に黙っているほうらしい。 確かに、会議中は彼の声が全くしない。 それだけ、熱心に勉強しているようだ。] (87) 2020/05/20(Wed) 20:48:57 |