【人】 警備員 ジュード[待ちわびた交代はなかなか来る気配を見せないが 流石にもうすぐ来るだろう……と思い、 男は持ち場を少し離れ、写真機>>78を持つ彼に近寄っていく。 そして、今日はどんな写真がとれましたか?なんて言って 出力された写真を見せてもらおうと様子を伺った。 そうする間に写真の撮影を頼まれたなら>>81 男は快諾しながらも、ずしりとした重みのある 繊細らしい機器を手にする緊張に、言葉を呟く。] ……こういう魔術器って、すっごく繊細っぽくって なんか、触るのどきどきしますね……! [もしこれが何度目かの撮影であっても 男は毎回似たような事を言っているだろう。 文明の遅れていた男には、ラング機関による写真機は まるで夢物語に出て来る賢者の持つ宝物のようだった。 そんな宝物を落さないように 男はしっかりと写真機を首にかけると、 今度は風景などを映し込むに足るだけの距離を取って、 こっちむいて〜!なんて声をかけつつ写真機を構えるだろう。 ただ、持っているのも少し緊張するのか 撮影が終わったら、写真機はすぐに返すかもしれないが。*] (88) 2022/11/06(Sun) 0:50:23 |