【人】 夢渡り アルレシャ― 不思議の国、城の庭園の一角 ― [気が付けば、庭園の一角に姿を現していた。 が、とにかくぐるぐると目が回る。 侮っていたのだ。魔法の移動というのを。] めが、ま、わ、るぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ [四つん這いになっていたが、そのままゴロンと横になり、目を閉じる。 城のしかも庭園の一角だとしても、何という事か。 バレたら、ただではおかないのは解っているが、とにかく今は気持ち悪い。 慣れない事をした後だから、許してもらいたい。 少しそうしていると、落ち着いてくるような。 目を開けて空を見上げてると、空の色が違う。 時間が違うのが解ってしまう。] ほんと、一瞬だと思うのに、長くたったように見えるわね。 [二人と別れたのは、まだ午前中だった。 だけど今は、その空ではない。 一瞬なら、空の色もまだ昼に差し掛かるぐらいになるはずなのに、そうではないから、いろいろと狂いそうである。] はぁ…。いきなりこんな状態だし、探せるのか。 ま、少しこのまま休んでから、招待状の主とか、原因とか探すか。 [誰もいないからと、独り言をつぶやく。 目が回るのがしっかり落ち着くまで、そのままここで空を見上げていよう*] (89) 2023/03/19(Sun) 13:15:45 |