翌朝、2−Aの教室に入ると
僕の机の前に彼女がいた。
>>25 きっと彼女の手元には、リボンを足された
見覚えのあるユメリンぬいが顔を覗かせていた筈で。
「 あ、叶冬ちゃん おはよ。
そのヌイグルミなんだけど ……
叶冬ちゃんの鞄につけたの 僕なんだ。
ユメリン好きなのかなって思って
プレゼントのつもりだったんだけど
…… 勝手につけちゃってゴメンね 」
僕にしては、珍しくしおらしい朝の挨拶。
謝罪してるんだから当然だけど。しおしお。
(90) よし☆ 2022/10/15(Sat) 9:07:16