人狼物語 三日月国

184 【R-18G】ヴンダーカンマーの狂馨


【人】 修復師 ラシード

─ 午後:第七キャビネット 入口 ─


 はい、はいそうです!
 遺物修復工匠組合から参りました。
 ラシード・ヴルファです。

[建ち並ぶ煉瓦造り、その一角の扉の前。
聡く用心深い警備員の昼休憩>>86を。
切り替えというタイミングを狙いすましたかのような時刻。
サラマンドラの彼の持ち場と同様に、
交代が多少遅れた>>88のか
(はたまた、遅らされたのか)

集中力の途切れ始めた警備員の前に、
修復師を騙るそれは現れる。]

 本日はどうぞ、宜しくお願い致しま、
 ……あ、す、すみませんっ。
 遅めの朝食を摂ってから来たので……お恥ずかしい。

[工具箱を片手にぺこぺこと頭を下げつつ、
口元に付いたソースを拭う若い男。
成人としての頼りなさと、子供のような親しみやすさは
鍵が壊れている。この隙に不埒を行う輩が出ないか不安だ───という意識から、
この職人は本当に仕事が出来るのか?・・・・・・・・・・・・・・・・という別の不安感に、首を挿げ替えてみせる。]
(90) 2022/11/06(Sun) 0:59:28