【人】 英 羽凪[見比べる視線に、答えを待てば。>>87 妥協ラインを探るような提案に、少し眉が下がる。] わかりました。 じゃあ、ひとつだけ。 [あまり気は進まないという表情を隠しもせず。 クッキーの片方をつまんで口に放り込んだなら、残りが載った小皿を彼女の前へ。 サクッとした軽い歯ごたえ。その後にくる甘さを、いつも通り珈琲で流し込んでしまおうとして。 ふと、カップを傾ける手を止めた。] ……あれ。おいしいっすね。 そういえば誰かと食べるのって、久しぶりかも。 [バターってこんな味だったっけ。 不思議そうに首を傾げながら、珈琲を飲むのをやめて。 サクサクもぐもぐ。*] (92) 2020/07/23(Thu) 21:48:57 |