【人】 傭兵団長 ダイゴ[反省の色を見せない窃盗犯>>55は、相変わらず己の手中でぷらぷらと揺れて『ただの猫』を演じている。このあといつもどおり自警団に引き渡される事は自覚してるだろうに、それよか眼の前の店主に人としての顔がバレていない事の方が大事らしい。 "これはまたいつかやるんだろう"。証拠の無いのに強い確信があった。猫の背の肉を誰にも知られず少し強めに握れば、人混みに「あででで!」と声が聞こえるかもしれない。] 『にく、肉が抉れる! お前さん自分の力加減わかって無いのか!?』 いや?そんなことはないが。 『この!離せ戦闘狂!脳筋!金で雇われてるだけのくせに!』 [じたばたと手の中で暴れるも、解放されるだろう余地はまるでない。表情は一向に固いまま、市場の喧騒にニャァゴ、ミャアゴと濁声が重なる。"無駄な罵声"が蕩けていく。] (92) 2021/04/15(Thu) 22:10:10 |