| ……ほんと、に? [ 青年の様子を伺うように、小さく首を傾げる。 >>90 触れるだけ、──触れるだけ? 互いに認識の差が大きそうなその言葉に、 深入りせず、ひとつ頷いて。 別に、そういうことをするのが嫌いだとか そんなことを言うつもりはないけれども。 日頃お世話になっているバーという背徳感と、 ……人がいつ来るとも知れない緊張感のせいだ。 だって、こんなところで熱を分け合ってしまえば、 これから先ずっと──思い出してしまうのだし。 ] (93) 2022/11/25(Fri) 17:14:06 |