人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>89 リヴィオ

「僕は先輩の鏡代わりですからね」

答えを言われずとも特に気にする風でもなく、褒められれば当然ですよと肩をすくめた。
他の人間の髪が少々伸びた所で気にもしないが、自分の身だしなみには人一倍気にかけている先輩のことならば別だ。
全く同じように配置されているものが少しずれれば気にもなるというもので。
よくよく観察していれば、いつのまにか気づくようになってしまったというわけだった。

「食事ですか?
 …………、昨晩酒だけ飲んで寝たくらいですかね……」

それは食事とは言わない。
空きっ腹に酒だけ入れるなど悪酔いするというものだが、これはこの男の日常だ。
この答えも、あなたなら何度となく聞いたセリフだっただろう。
ともかく、誘われれば少し空腹かもしれないと思ったから、いくらか食事を腹に収めることも吝かじゃないと、誘われるままに「わかりました」と頷いた。

#街中
(94) eve_1224 2023/09/09(Sat) 18:38:44