【人】 学生 五反田 健吾……そうなのか。 いつか、そうなると思っていた。 叶うといいな。 [ 表情に表すのは幼馴染への気遣い。真実思っている事だからなにも知られることはないだろう。言葉で応援しても、きっと自分は今までの行動を変えることはないだろうが。 夕焼け空の中。もうすぐ日が落ちる。 顔を上げてそれを見たのなら、視線を戻して、勇気を出した彼女を慰めるように、幼い頃みたいにその頭を撫でよう。] 帰ろうか。 [ そうしたら、手を取って引っ張りあげ立ち上がって。幼い頃とは違って手を繋がないまま、帰路に着くのだ。 烏の鳴き声が聞こえる。まるで自分を馬鹿にしているみたいに。けれど気にしないのだ。 それが自分の出来ること。 *] (94) 2020/11/21(Sat) 22:00:15 |