人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 pasticciona アリーチェ

>>69 ニコロ

ひと仕事終えたとばかりに満足気に道路の方を見つめていたが
その声を聞くと嬉しそうな笑みを浮かべながらすぐに振り向く。

「……ニコ?今ね、バス代を忘れたお婆さんを送って」

そう言って、今しがた起きたことの経緯を説明するけれど、
この口調であればポケットマネーから出したもので、些か人によっては人が良すぎると思うかもしれない。

「私、すぐ失敗してばかりだから……
 こうして無事に人助けをできた時はホッとするの。

 今日の残りの時間も、テオみたいにスマートに何でも
 物事をこなせていけたらいいのだけれど……」

自信がないのか、願いとは裏腹にすぐに窄むような心意気だ。
そうなる程に今までに失敗を重ね過ぎてきたのもある。
自信という言葉とは、程遠く。

#街中
(97) poru 2023/09/09(Sat) 20:21:45