人狼物語 三日月国

52 【ペアソロRP】<UN>SELFISH【R18G】


【人】 終焉の獣 リヴァイ



[濁った赤目が窓を隔ててひとつひとつ、砦の内部を覗き込む。
その中に───身知った
を見つけた気がした。]


[かん ッ と、尾を硝子が割れない程度に強く叩きつける。
応じて窓が開けられるのなら、倒れ込むように開けた相手を押し倒していたかもしれない。]


         ………………………… 
無事 か。



[薬の効果が切れかけてしまえば、重ねた苦痛が一気に押し寄せて仕方がないから。
アイスブルーを取り戻せない濁った赤目が、魂が抜けかけたように揺れていた。
脇腹を抉った傷口は未だに癒えず、清めもしなかった身体からは死臭と鉄臭さが消えてくれない。

          
……屍のように凍えていた。


不意に感じた温もりに、縋り付くように抱きしめて。
────鉤爪で傷つけない程度にその背を撫でたりしたかもしれない。]*

 
(99) 2020/12/03(Thu) 19:39:54