【人】 不覊奔放 ナフ>>97 アマノ 距離感が楽だ。言葉をやめても問い詰めもしない。そのくせ何か言いたいことがまとまらずにいるとそれとなくヒントをくれる。 色んな人は無礼講でなくともいるのに、考えに触れる場はそういえば多くはなかった。ぼんやりあなたの言葉を頭の中で噛み砕く。 「そりゃよかッた。俺ェ?俺はァ……、気ィつける。独房に鍵はかからンが、お前のモンだからなァ、守るわ出来るだけ」 未来は分からない、から絶対とは言い切れないが。男の思い的には絶対に近い。 自分の物陰で行われる愛の応酬に、小さく、これがあの悪魔かとは思えないほど穏やかに笑って。 「またな」 来る瞬間への挨拶を、 本当は言いたくないが、 述べた。離れたく、ないなぁ。 (100) 2021/10/19(Tue) 16:06:11 |