【人】 1年生 工藤美郷……………………。 [工藤は、先輩の話を、言葉にしてもらわねば決して察することのできない胸の内を、じっと聞いていた>>2:260>>2:261>>2:262。 頷くことも無く。目を逸らすことも無く。 その二つの丸い瞳の中には、小泉先輩が映っていた。] ……小泉先輩が何と言おうと、私にとっては魔法でした。 私のことは分からなくても、小泉先輩は、店長やその他の人とはうまくやっていたから。 私は忖度しないのではなく、できないのです。 他の人たちがそれを高い精度で行って、滞りなく人と関わっているのが、どこかでずっと羨ましかった。 (101) 2022/09/08(Thu) 21:07:42 |