【人】 管制官 スピカ[瞬きを一つしたスピカはそれまでの、どこか焦点の合わないようなふわふわとした存在に戻っていた] そろそろ仕事に戻らないと……。 アンテナ一人に任せてるから、アンテナ疲れちゃうし……。 [その言葉を聞いて安心して手を離しただろうか? 手を離されたスピカは、握られていた方の手をもう片方の手で握り、帰ろうとする仲間がいることを実感した] やること……、そう、やること。 今よりも広範囲に救難信号発して、他船のソナーに引っ掛かりやすくしないといけないから……。 [現実を知ったスピカは全てを直視してはいないけれど、それでも、みんなで帰るという方向を向き始めた] (101) 2022/07/20(Wed) 15:58:19 |