【人】 宝飾職人 エデン[思えば、ダンジョンに踏み入った時からおかしかった。 最早これまでの階層知識は意味を成さないのかもしれない。 女は全く高潔ではないが、完全に悪辣に振る舞えるほど染まってもいない。「都市」にありがちな保守的な小市民だ。 命の危険がなさそうなら、見捨てる前に救出の努力くらいはしたい。 腕を拘束していた蔦は菱形の一部に変わっている。 服がほしい。無理でもせめて、蔦の戒めを解きたい。 魔石の一つにもならないのに淫魔紛いの扱いを受けては堪らない。 が、まだ蔦に魔力が満ち満ちているせいかナイフも通らない。 壁に縋りながら、ほとんど這いずるようにダンジョンを進む。 時折痙攣し、全身を朱に染めた女の内腿に愛液が伝っていた**] (102) 2023/01/08(Sun) 0:46:15 |