人狼物語 三日月国

140 【身内】魔法使いの弟子と失われた叡智


【人】 蒼鉛の魔術師 ヴィスマルト

 
[オペラを迎え入れた時。
弟子を取るつもりの無かった自分は、一瞬、
師の元へ送れば良くしてくれるのでは…、
などと考えてしまった。
自分の元で学ぶより、姪のためにもなるだろうと。

だが、一瞬の事だ。できないと思う理由があった。

師匠の思いに対して鈍い私も、
多少は考える頭を持っている。

アガーテ様は、友の話をするのがお好きなようだ。
ルービナ様の新しい弟子の話は、
私の耳にもいくらか入っていた。


だから、邪魔をしてはいけなかろうと。

      そうだな。顔を見せなかったのも、
      同じ理由かもしれない。

      貴女の思いは、知る由もないが。>>87]

 
(103) 2022/03/28(Mon) 6:42:53