人狼物語 三日月国

93 【身内】星の海と本能survive -Ap-02-【R18G】


【人】 アンテナ キュー

>>97 サルガス
「動かしてる、だけなんだ?分からない、機械のこと、知りたいな、あまり知らない……。り、臨機おお変ら、そう……かな。あっと、違くて……そう人間、以外、」
ぐるぐると頭を傾げ続ける。違う、臨機応変の無さに苦戦しているわけではない。何かを言いたそうに、でも説明できないというように。

「昔、今もだけどせ、説明ね、そう話してたた、色々と、ハムスターとも、えっと、わかりりりやすいの……」
目を逸しながら、説明の仕方を探る。やがて一回頷くと。

「こっち見て。」そして、

キャン!


それは人の声真似を超えた紛れもない小型犬の声。じっと貴方を見て、確かめかせるように
アン
ともう一度吠えた。

「これ犬の、言葉、声だけだけど、こっち見て、のの意味。
これ、できる代わりり、人間の言葉が、むずずかしい。昔、もっと
アァアア
ぴゅルルル
とか、そういう言葉が好き。ああと、ママ達、んー、機械は匂いも体もも、ないからら……」

感覚の拡張及びそれによる動物との会話。その代わり、言葉と表情だけの『会話方法』に苦手意識を持ってしまう。文字を介し、ボディランゲージの少ない人間も例外でなく。

「沢山喋るの、難ししくて、直ぐにくくくり返ししし……」
ぺちぺち。またもや頬を軽く押さえた。
(103) 2021/08/27(Fri) 22:24:19