人狼物語 三日月国

124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】


【人】 “観測者” 処暑

[ この状態を“話せる人”と彼女が評しているのは知らないが。>>11
 当初の「人を寄せ付けない」という評を聞いたことがあれば、私は納得するだろう。
 元々の気質からして、人と関わるのは得意ではないが……意識的に人から距離を取っていると言われれば是だ。

 ……逆に、私から見た彼女の印象も言葉にしたことはなかったと思う。
 彼女について私が知っているのは、「世界について知りたいと小雪から出奔したこと」「何故か今は小満の蛍をやっていること」。
 その真反対までの旅を事細かに知る訳ではなく、彼女が旅の事を話す際には、興味深く耳を傾けた。
 後から後から話が出てくるので、彼女も余程好奇心旺盛で、興味を持ったことに首を突っ込むのが好きなのだろうな、という印象を持っている。
 そして彼女は、彼女から見た世界の話をしてくれる。彼女の“観測結果”を聞ける。
 私は、彼女のそういうところについて好ましいと思っている。

 私が“風”で知る事ができるのは、視覚情報と音。
 綺麗な景色は例え知っていたとしても、絵を眺めるようなものだし、
 カフェを知っていたとしても、食事の味までは分からない。
 だから「私も見てみたいです」や「余程美味しかったんですね」等、彼女に対して返していただろう。>>13
 ……実際のところ、処暑の領域から遠くへと行く気はないために、叶える気のないものではあるが。 ]
(103) 2022/01/19(Wed) 21:42:31