人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 花浅葱 エルヴィーノ

さて、今日は何処を見回ろうか。
欠伸を噛み殺してその足は、ゆっくりと歓楽街を通りスラムの方へ向かう。
治安の悪いそこは、犯罪の温床になりやすい。
途中、体を売る少女が声をかけてきたけれど、一瞥して断った。
こういうのは、必要があるときだけで十分だ。

食事をまともに採れないスラムの人間たちは皆細い。
負けず劣らず……というほどまではないが、食事をあまり摂らない自分もまた、平均よりは随分と細身だ。
服装さえ合わせてしまえば、この中に潜り込んでしまえそうだなと、何故かそんな事を考えて頭を振った。

「……ばかばかしいね」

#スラム
(105) eve_1224 2023/09/13(Wed) 13:21:23