【人】 愛玩用 ドゥーガル>>95 昼のやつ 「ええっ。米ってぬめるんだ? あー、……ごめんね、ありがとう。氷はとても助かるね」 理解は出来なかったが記憶は出来る。 君が教えてくれたものは無事に不出来の頭に叩き込まれたし、 差し出してくれた氷は無事に口の中に突っ込まれた。 ひんやりとした塊を頬の片方へ寄せ、 混ぜたものを器によそって、出来上がり。 自分は混ぜただけではあるけれど、不出来なりに嬉しそうだ。 「美味しいと不味いものの見分けがつくぐらいには。 ……持病みたいなものかなぁ。労ってやれたらよかったけど あまり心配し過ぎも良くないか。お大事にね。 料理、運んでおくね?色々ありがとう、スオ」 氷にしても他にしても。 心配もそこそこに料理を配膳し、他に出来る事もないので 不出来は後は何もせずぼんやりしていたんだろう。 そんな昼の一幕だった。世話を焼いてくれてありがとう。 (105) 2021/10/05(Tue) 22:20:07 |