
![]() | 【人】 大聖女 セレスティア「コーラリア……、旅の仲間の魔法使いと 勇者様の結婚式に招待されたの。 コーラリアの事は祝福したい、けど……。」 コーラリアのことは心配だ。 元々彼女は勇者様のことが好きだったし、でも、あんな……裏切りがあった後。 マラクが何をしていたのかを知らない私は、勇者様を抑えるべく王様がコーラリアに土下座せんばかりに頼み込んでの結婚、だったとは知らずに。 けれど、マラクに王都で勇者に「俺の妻にする」宣言されていたとは言いたくない。 ううん、と小さく唸って。 「勇者様は、……マラクと引き離した人に思えるから。 それに、その、……変なこと言う、から……苦手で。 こんなこと言うの、不敬、かもしれないけど、 ……………………行くとしても、マラクも一緒。」 祝福したい。会いたくない。 相反する気持ちで悩んでしまって、でも一つの確定事項にマラクの手をそっと握りしめる。 でも握りしめるだけじゃ足りなくて。 マラクに向き直って、ぽすんと彼の胸元に頭を委ねた。ぎゅ、とそのまましがみつく。 「──コーラリアにだけ会えるなら良いのだけど。 マラクは、行きたい? 私は、……手紙だけでも良いと思ってる。」 (105) 2026/07/23(Thu) 8:42:57 |