【人】 巫凪 桜花―回想・雷恩と― [設計された仲間以外の、自然の造形物が、あれほど目を楽しませる形をしているとは。 これまで実感する機会に乏しかった] 可愛かったよ。 雷恩も、きっと会える。 [自分が会えたなら、片割れである彼もまたそうだろうと。 無邪気な刷り込みが断言させる>>33] ――触れ、… いいのかな。触れても。 [彼の問いかけに頭を過ったのは、少し前のこと>>34 戦場に転がる小さな遺骸に手を伸ばし、けれど触れることはなかった姿。 もし雷恩なら、同じように感じても、不用意に触れないかと思っていた。 数年先に産み出された彼の行動は、己の規範のひとつでもある] (107) 2023/11/21(Tue) 6:38:54 |