【人】 応答班 テトラ>>105 黒羊 [伏せていた目をゆるく開けば、焦茶の双瞳の底が光の加減で金色に輝く。その目に宿る好奇心は、柔らかくもまっすぐに相対するモノへと注がれるだろう。] 君が此処に……マーシンに宿る様な形で留まっている以上、完全に「出る事が出来た」ワケではないんじゃないかな? マーシンの今の機体は、貸し出されたモノであって本体ではない、ということだし……今の君は、その機体を介してしか外界へ干渉できないんだよね? ……なんて、このあたりは単なる推測だけど。 [沈黙に続いた言葉……その「ぽんこつ」という呼び方は何度か耳にしていたけれど、改めて「どこか愛称めいているな」と、ふっと笑って。] 僕は、マーシンのことも君のことも好きだから、ふたりにはなんだかんだ仲良くしてほしいかなぁ。 僕の推測が正しいとすれば、この先また暫く二人で宇宙を眺めて過ごす日々が始まりそうだし。 きっと、夢から持ち帰れるのは思い出だけだから。 どうか、残された時間を大切に、ね。 僕に出来ることがあればいくらでも付き合うよ。 (107) 2022/07/31(Sun) 19:51:06 |